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This article was written on 02 7月 2011, and is filled under インタビュー記事累計, 古川健介氏.

起業について×古川健介氏(3)


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起業について×古川健介氏(3)古川健介氏へのインタビュー第3回です。

第1回目の記事:http://entrepreneursmind.net/?p=106
第2回目の記事:http://entrepreneursmind.net/?p=142

――古川健介とは…

1981年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。在学中に、中高生コミュニティ「ミルクカフェ」代表や2ちゃんねる型レンタル掲示板「したらば」を運営していた株式会社
メディアクリップ代表取締役社長などを務める。現在は、株式会社ロケットスタートにてnanapiを運営中。twitterは@kensuu HPはhttp://nanapi.jp/
共著:『Webコミュニティでいちばん大切なこと。 CGMビジネス“成功請負人”たちの考え方

 

ロケットスタートをきった!

古川氏と開発者の和田氏は2人とも会社をやめ、立ち上げた会社に専念した。しかし、事業内容はまだ決まっていないままだった。

「ちょうど友人がhowtoサイトをやりたい、と話をしてきたんです。私はもともとミルクカフェなどのようなユーザー投稿を中心としたサイト作りが得意でした。それで、一緒に考えてやってみますかという感じで始めました」

その友人の提案により株式会社ロケットスタートの事業が始動した。

「起業家ってだいたい平均的に8回起業してやっと1つ成功するくらいのものとどこかの本で読んだことがあります。なので、事業は何から初めてもいいだろうって思っていました。そこで、たまたま目の前にあったその事業をやったっていう感じですね」

たまたま取り掛かったその事業で3億円もの資金調達に成功したというのだから驚きだ。スタートからものすごい勢いだ。どのように資金調達をしたのだろう。

「もともと初年度は受託開発をしようと思っていました。で、次の年くらいにめどをつけて自分たちの事業だけにしようと思っていて、その流れでやろうと思っていた」

受託開発は、開発を委託されてwebサイトを制作をすること。

「nanapiのモデルは、ライターさんにお金を払って記事を書いてもらい、あとから広告収入で回収していくという形なのですが、これだとキャッシュ・フロー的にイケていないんですね。拡大しようと思ったら資金が必要なモデルだったんです」

先に報酬を支払い、収入はあとから入ってくるという金銭の流れのため、資金がショートするおそれが高いモデルだったという。

「なので、まずはベンチャーキャピタルに回って資金調達をしようと決めました。あまり回りたくなかったので4社くらいしかしてないですが」

資金調達のために動いた期間は、2010年8月末から12月あたりまでだったそうだ。

「そのなかでも一番僕達のビジネスの本質をわかってくれたのがグロービスさんでした。僕はお金だけじゃなくて、事業の当事者になってほしかったんです。そういうVCから出資を受けられて非常によかった」

 

日本は起業しやすい!

起業後、資金調達にも成功し、順調に会社を成長させている。その1つの要因として、日本の起業環境が良いことを挙げる。

日本は失敗を許容する文化があります

日本はよく「出る杭は打たれる」風土だとか、失敗を許容しない文化だと言われることもある。しかし、古川氏はそれとは反対の意見を述べる。

「堀江さんも捕まりはしましたが、失敗をまだ引きずっている感じでしょうか?本を出せば売れるし、メルマガ会員も、twitterのフォロワーもあれだけいる。むしろ、人気者になってる気がします」

失敗したとしても、その失敗がその人のディスアドバンテージにはならない。したがって、日本は失敗を許容する文化だという。

「私がもともといたリクルートだって同じ。何十億のプロジェクトに失敗しても評価には全く影響はありません。逆にチャレンジしたことが評価されていました」

チャレンジしたことがその人の成長につながる。また、なにより会社としての知見が高まる。だから、会社としても失敗をすることが次につながると考えているそうだ。

「起業を怖がる日本人が多いのは確かです。しかし、よく考えてみたら大企業で出世するほうが難しくて、起業する方が難易度は低いんですよ」

大企業において出世するには、努力してもそれなりの年月がかかる。一方、起業をするには、形だけであれば会社設立の登記をするだけで済んでしまう。

「特にITはぬるい業界なので、ライバルが強くありません。賢い人が入って来にくいんです。だって、みんなサラリーマンやってくれるじゃないですか。日本は『難易度低い』、『失敗の許容度高い』、『お金を集めやすい』、『コストも低い』、『市場も大きい』などの点もあり、起業しやすい国だなと思いますね」

 

夢について

最後に、古川健介氏の夢について語る。

「インターネットとnanapiが並ぶくらいにしたいですね。3年後までに」

インターネットと並ぶ。つまり、人々が情報が欲しいと思ったときに”インターネットで探すか、nanapiで探すか”という状態にまでnanapiを成長させるという目標だ。

「だって、今のインターネットコンテンツの質はまだまだ低いじゃないですか。だから、nanapiだと安心できる情報が得られると思われるようにしたい。インターネットと並んで存在しているサイトは今はfacebookくらいしかありません。ないから作るんです」」

ユーザーが安心して読める。それを読んで行動したくなる。そして、行動したことを共有したくなる。そんなコンテンツを作れるような仕組みを作って良い情報を集めたいのだそうだ。

 

【学生にメッセージを】

迷わずに何でもやってみてください。起業したいのなら、今起業しちゃえばいい。タイミングが重要だっていう話をしたけど、何年後に起業するっていう人って起業しないですよ。自分がやりたいって思ったタイミングがベスト。だから、思い立ったらすぐに始めてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(文 両角@ryokado)

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