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This article was written on 06 11月 2011, and is filled under インタビュー記事累計, 草野絵美氏.

起業に至った背景×草野絵美氏(1)


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起業に至った背景×草野絵美氏(1)今回は草野絵美さん(@gyorome)にインタビューしてきました。

草野絵美(@gyorome)

株式会社Kwl-E (クゥーイー) 代表取締役
慶応義塾大学環境情報学部2年
17歳の時からファッション・フォトグラファーとして原宿界隈でストリートスナップの撮影をし続け、海外メディアを中心に活動
2011 2月 NY国立博物館で行われた”Japan Fashion Now”に作品出展
現在、『TokyoDigigirl』をオンライン連載中
http://kusanoemi.com/

高校時代

「昔から日本の閉鎖的な所にうんざりしていました。というのも、入学したばかりのときに浮いていたのでクラスでいじめに遭っていたんです。そのクラスってすごく閉鎖的で、一人の専制君主がいるような、協調性や立て前を気にしてばかりの全体主義国家的な場所でした」

きっかけは女子のグループに目を付けられるというよくある話。

「クラスに居るのが辛いから、私は他のクラスに遊びに行ったりして友達を作っていた。すると、いつの間にか学校一、顔が広い生徒になっていました」

ここで、いじめられた子たちとの立場が逆転したそうだ。

「特に、多国籍な人たちが集まっているクラスによく居りびたってました。そこで、英語のスラングを教えてもらったりと日本の高校生とはまた違った青春を送っていました。英語はもともと独学でほとんど話せていたんですけど、もっと彼らの文化的なバックグラウンドまで理解してスラングや絶妙な感覚も理解したいと思い留学を決意しました」

その後、実際に奨学金で留学に行き、米国のユタ州で暮らしていた。

「アメリカ留学に興味を持ったのは、小さい頃から文化に触れていたからという理由もありますね。アートディレクターの父親の仕事柄なのですが、特に欧米文化の資料が家にあったり、アメリカの昔のカートゥーンをよく見ていました。だから、もともとかぶれだったんですよ(笑)」

留学してからは、モノの見方180度が変わったという。

「日本に帰ってくる頃には、型にはまろうとする意識が完全に消えました。自分が常識だと思っていたことが向こうの人にとっては常識じゃなかったりして……まず、ユタ州という環境はハリウッド映画に映っていたクールなアメリカとは違っていましたし(笑) 非常に宗教色の強い場所でした。なので、ある意味誰にもできない貴重な経験も沢山しました。語学だけじゃなく、人間的にも成長できました。留学したのはほんとによかったですね」

原点は幼い頃ハマっていたデザイン

「留学から帰って来て、日本のファッションってヤバい!カッコいい!と感嘆しました。アメリカって、特に私が住んでいた地域は、みんな同じ格好をしているんですよ。そんな環境で1年間過ごした後に、原宿のローソン前にいる彼らを見たとき衝撃を受けました。東京出身の東京育ちの私からしたら当たり前のはずなのに、みんなクレイジーに見えたんです」

一概には言えないが、アメリカの服飾マーケットは、ほとんど大量生産ブランドでしめられている。一方、日本人は原宿に代表されるようなユニークなファッションを身にまとった若者が自分を表現する場所がある。

「留学から帰ってきてから、何か好きなことを仕事にしたいと思い、ファッションのウェブサイトのインターンを始めました。そこでJapan Fashion Weekに行ったとき、国際的に活躍する特派員に出会い、彼のサイトで日本のファッションを海外に発信しました」

そこで提供した写真はCNNの記事や、ニューヨークの美術館にまで流通した。

「もともと、小さい頃からファッションには興味がありました。小学校の頃にはドレスをデザインして自分で作ったHPに写真に載せてみたり。作る事、そして大事なのはその発信する事でした。もちろん、同年代でそんなことやっている子供はいなかった。たぶん、両親がクリエイティブ系の職種だったのでその影響を受けていると思います」

SFCでの大学生活

「その後、私は慶應大学のSFCに入学しました。どうしてここを選んだかというと、単純に人が面白そうだから。(笑) あとは、デザインを学んでアウトプットする技術だったり、それをマネタイズする経営戦略が知りたかったんですよ。それが学べるのはSFCでした」

デザインアイデアを考えて、コンテンツに落としこむための技術。そして、そのコンテンツを収益化するための能力が欲しいと考えていた。

「また、ファッションの大学に行きたい思いもありました。だけど、カメラをツールにさまざまなクラスターに飛び込む事ができて、キャスティング、ラジオDJ、デザイン、ITなどの界隈で素晴らしいコネクションがたくさんあったんです。なので、ファッションに絞る気にもなりませんでした。まだまだここでいろんなことを学びたいと思ってます」

彼女はファッション以外にもビジネスデザイン、プロデュース業にも興味を持っている。

「大学側も成績だけではなく、ユニークさや、活動実績も見てくれる良い所です。社会不適合者としてはとても嬉しい(笑) 研究室は坂井直樹さんの研究会に入れさせてもらって、デザインやコンセプトワークをしています」

急げるものは急ぎたい!

「長期的には、日本のガラパゴスなマーケットを活性化すること、国民全体の感度のレベルを上げることが、漠然な目標としてあります。だけど、5年とか10年先の目標はあまり立てていません。だって、人っていつ死ぬかわからないじゃないですか。だから、急げるものは急ぎたいって考えているんですよね」

彼女はあまり深く目標を考えていないそうだ。

「だから、考える前に動いちゃう。例えば、この人と一緒に仕事したいなーって考えているときに、気づいたらこの人とコンタクト取っちゃっていたり(笑)」

見切り発射だと彼女はいうが、これが彼女のスピード感を上昇させている。

「5年,10年先という中途半端に遠い未来の目標を考えていると、それが失敗したときに選択肢がなくなってしまう。だから、なるべく遠くを見ながら、常に流れによって路線を変えていけるような適応力を保ち、目の前のことを淡々とこなす事が大事だと思っています」

(文 山中@yamachika0719)

続きはこちら→アイデアを形にする×草野絵美氏(2)

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