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This article was written on 29 7月 2011, and is filled under インタビュー記事累計, 家入一真氏.

起業について×家入一真氏(1)


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起業について×家入一真氏(1)今回はペパボことpaperboy&co.の創設者である家入一真氏にインタビューしてきました!

家入一真

1978年、福岡県生まれ。32歳
「株式会社partycompany Inc.」取締役会長 「株式会社ハイパーインターネッツ」代表取締役「株式会社paperboy&co.」創業者
2001年10月に株式会社「株式会社paperboy&co.」の前身にあたる「合資会社マダメ企画」を創業。
2008年12月にJASDAQ市場へ上場。
2011年1月株式会社ハイパーインターネッツ設立。代表取締役就任。
2011年6月2日 – マイクロ・パトロン・プラットフォーム「キャンプファイヤー」をリリース。
2011年クリエイターやスタートアップ起業家を支援するベンチャーキャピタル
「株式会社partyfactory」を設立予定。

著書:『こんな僕でも社長になれた』(ワニブックス)

学生起業は失うものがない!

「学生起業なんて全然やればいいと思いますよ。
だって、別に失うモノとか何もないじゃん。メリットしかないと思いますね」

学生起業にはメリットが多いという起業家は多い。
もちろん、家入氏も同様の意見だ。氏が考える学生起業のメリットとは?

「学生の肩書きで会ってくれる人って実は多いんですよ。
ただ、普通の学生が来て企画を持ってくるよりも、既に起業していて話をする方が後押しはしやすい」

氏自身も学生と会う機会は多いそうだ。
同じ学生であっても、起業している方が後押しをしやすいのはなぜだろうか。

「というのも、お互いが社長さんなので対等な立場で話ができるからね。
だから、法人化することは積極的にオススメします。法人化するのは思ったよりお金はかかりませんし」

ひと昔前では、最低資本金制度が株式会社では1000万、有限会社では300万必要であった。
しかし、会社法の制定によりゼロ円でお会社を設立できるようになった。(会社計算規則第74条より)

「もし、僕が今の記憶があるまま学生になれるとしたら、起業してるでしょうね。
学生起業で成功して、女子大生にモテモテになりたいです」

必要なのはスピード感と人間臭さ

氏は学生と会うことが多いため、イケてる学生に共通するものが見えてくるという。

「スピード感がある学生はすごいな、と思いますね。
学生の中には、『こういうことやりたいんですよ』って言っても結局やらない人が多い。
でも、イケてるやつは思い立った次の日にはもう形にしちゃったりする。
例えば、もっち君とかね」

氏がもっち君と呼ぶのは慶應大学SFC2年の鶴田浩之氏(@mocchicc)
3.11の地震当日の真夜中にpray for japanというサイト(http://prayforjapan.jp/)を立ち上げ、
また4月に株式会社Labitを設立した。
http://www.labit.co.jp/

「あとは、人間臭い部分を持っている学生はイケてると思いますね。
有名になりたいとか、お金を儲けたいとか……そういうストレートな欲を持っている人間。
飲みホスという会社を運営している子とかはいい例です」

飲みホスとは、松山佳代子氏(@mkayokom)が青山学院大学在籍中に立ち上げた会社。
これは、宴会コンパニオン派遣が主なサービス内容で、
接待やプライベートな宴会に女子大生を呼べるというものだ。
(飲みホス:http://www.nomihosu.com/)

「こういうビジネスって普通の人だと恥ずかしがったり、批判を恐れたりしますよね。
でも、そういう壁を軽々と飛び越えていける人は、
学生であっても学生でなくてもイケてるんだと思います」

もっと異端児になれ!

「彼女のように、学生はもっと異端児でいいと思うんですよね。
今の学生っておとなしくないですか?別に昔の学生と比べるつもりは全然ないんだけど」

学生との交流が増えているなかで、
家入氏は今の学生のおとなしさに違和感を感じるという。

「松山さんみたいに人間臭さを全面に出していける人間の方が僕は好きですね。
なんというか、KYでいてほしい」

事実として、今の日本では「KY」すなわち空気を読まないことを悪いことのように言われる風潮がある。

「彼女のビジネスモデルだとちゃんと利益は出せる。
数十万のお小遣いみたいになってるはず。
今の自分の立ち位置を上手く使ってビジネスをするのは凄く賢いと思いますね。
女の子たちもお金もらってお酒を飲めるし、社会人と会える機会を提供してもらえてすごく喜んでいるし」

しかし、これをKYだと悪く言う者がいることも事実。

「KYを恥ずかしがってしまうことは凄くもったいないなと思うわけですよ。
KYを恐れて目立つことをしなくなる人もいる。でも、思い出してほしいのはいつの時代も新しい空気を生むのはKYな人たちです」

異端児であることが世の中を変える源泉となるのだという。

(文 両角@ryokado)

続きは家入氏の考え方や軸にせまります!

続きはこちら→起業について×家入一真氏(2)

家入さんの記事はあと3回分あります!

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